ガラケーとスマホのサイト①
「ガラケー」とは?
「ガラパゴスケータイ」の略称。
「フィーチャーフォン」とも言います。
要するに、日本独自仕様のケータイのことです。
90年代後半に各携帯電話会社によって、iモードやEZwebなどのモバイルインターネットサービスが提供されるようになり、とても便利な世の中になりました。
しかし、サービスが始まってから数年間は、ドコモとJフォン(現在のSoftBank)向けにはHTMLライクな記述言語でサイトをつくれたものの、IDO・セルラー(現在のau)はHDMLという独自の言語を使わなければサイトをつくれませんでした。
しかも、端末毎にディスプレイのサイズが異なるし、MIDI音源(着メロの音源。)も異なる場合があって、サイトを制作する側としてはPC向けのサイトをつくるよりも何倍もの労力を要しました。(その上、携帯電話会社の厳しい審査がありましたし。)
もっとも、携帯電話会社がコンテンツの利用料金をユーザから回収してくれる仕組みがあったことから、モバイルコンテンツビジネス(着メロ、待ち受け、出会い系など。)は爆発的に市場が拡大しました。
しかし、当時、「着メロ職人」や「ドット絵職人」などと呼ばれた人達は、現在は何をしているのだろう?